みなさんは、「日ペンの美子ちゃん」をご存知でしょうか?
最近、本屋に行くと「美文字練習帳」とか、「ペン習字入門」のような本を見かけますが、
綺麗な字と聞くと、「日ペンの美子ちゃん」を思いだします。
知っている方も多いのではないでしょうか?
20年くらい前、雑誌や月刊漫画などの広告ページには必ず美子ちゃんの漫画が掲載されていました。
最近見かけていないなーと思い、調べてみました。
wikipediaより引用
1972年、芸能雑誌「明星」(現Myojo)の広告に初登場。1999年まで中山星香(矢吹れい子名義)、聖原玲音(森里真美)、さとうげん(まつもとみな)、ひろかずみという4人の漫画家によって描き継がれた。この間多くの少女漫画誌や学習研究社、旺文社の出す中高生向け学年誌の裏表紙に掲載されたために、この時期に少女期を過ごした女性を中心に、また同年代の男性にも高い知名度を持つ。
1999年まで広告に登場していたんですね。15年前までです。
最初期には白馬の王子様を夢見るような乙女だった美子ちゃんは、やがて社長秘書やスチュワーデスなどとしても活躍、1980年代後半にはスポーツ万能少女としてさまざまなライバルと対決したり、宇宙へも進出、1990年代には部活やアルバイトに精を出す元気系少女と、少女の憧れや少女漫画のヒロイン像の変遷を体現したキャラクタともいえる。いつの時代でも変わらなかったのはその前髪と、字が綺麗であること、ペット(猫または兎)がいることである。
宇宙まで進出していたとは!!
漫画は、美子ちゃんやその友人たちの周辺で起こる問題(恋の悩みが多いがその他多岐にわたる)を、美子ちゃんが字が綺麗である特技を生かして解決したり、解決できなかったりする内容。日ペンの特徴を語る決まり文句が必ず盛り込まれて、何かしらの落ちがつく。毎回ほぼ固定のフォーマットで、横3×縦3コマの9コママンガ(まれに複数コマが連結になる場合もある)。上段3コマで、何かしら事が起こって解決手段として美子ちゃんが日ペンを提示、中段では美子ちゃんとペットが日ペンの売りを披露し、下段でオチ、というのがおおよその流れ。美子ちゃん自身は報われない結末が多い。1ページ漫画としての良作も多かったことも、本作の知名度を高めている。
そうそう。この広告マンガ、結構問題解決できていなかったんですよ。
よくある、進○ゼミを始めただけで、勉強も、部活も、恋愛も、なぜかうまくいく!というストーリー展開とはちょっと違います。
美子ちゃんも、字がきれいでもあんまりいい事ないんですよね。
最近5代目美子ちゃんの漫画ががくぶんのHPに掲載されていました。
やっぱり美子ちゃんは報われないんですね。