以降、ネタバレが有るのでご注意下さい。
先日「終戦のエンペラー」を鑑賞しました。
ハリウッドが日本の終戦を描くということなので、なかなかもって難しいだろうなぁとは思いましたが、思った以上に良作です。変な日本語を話す日本人は出てこないし、ちょいちょいでてくるトミー・リー・ジョーンズ(マッカーサー役)の演技もなかなかというか、最後のシーンはジーンときてしまいました。少し、全体的な違和感はありますが、それほど気になるほどでもないかな?
なんといっても、最後の昭和天皇とマッカーサーの会談のシーンが全てといっていい作品です。と勝手なことは言わない方がいいですね。
ちなみに、昭和天皇役をされたのは片岡孝太郎さん、歌舞伎役者さんのようで少ししかでてきませんが、ものすごい存在感でした。
詳しくは
http://www.moviecollection.jp/interview_new/detail.html?id=218
さて、気になったのはどこまで史実に忠実か?
これは怪しいという他はない。この作品の原作は「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」という小説らしく、その中に出てくる「河井道」なる人物によってフェラーズが日本の奥深さを知り、昭和天皇を戦犯として扱わない。という決断に導いたらしい。この河井道の役を「あや」という女性に置き換えて、ラブストーリーにしあげちゃったっぽい?となると、そもそものお話がフィクションということになります。
詳しくはこちらで
http://www.cinemawith-alc.com/2013/08/emperor.html
これは、史実らしく、ちゃんと宮城事件として記録されているようです。知らなかった。
宮城事件(きゅうじょうじけん)とは、1945年(昭和20年)8月14日の深夜から15日(日本時間)にかけて、一部の陸軍省幕僚と近衛師団参謀が中心となって起こしたクーデター未遂事件である。
日本の降伏を阻止しようと企図した将校達は近衛第一師団長森赳中将を殺害、師団長命令を偽造し近衛歩兵第二連隊を用いて宮城(皇居)を占拠した。しかし陸軍首脳部及び東部軍管区の説得に失敗した彼らは自殺もしくは逮捕され、日本の降伏表明は当初の予定通り行われた。
おなじみwikipediaより引用
へー。まだまだ知らないことっていっぱい有るんですね。勉強しましょう。
ということで、すっきりしました。